豊かな食空間のために~空間のことあれこれ興味津々!

2012.03.03

連載 食空間

今年の冬は、とてもとても寒い毎日でした。
3月に入り、ようやく、春がすぐそこまでやってきています!
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日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米で'春'といえば、
'イースター'。
十字架に架けられたキリストが数日後に復活した、その復活を祝う祭りです。


北方神話の春の女神「Eostre」に由来すると言われています。
本来はキリスト教とは関係のない異教徒の春の祭りでしたが、
寒さ厳しい冬から、生命の息づく春へと移り変わる様が、十字架に架けられた後に復活したとされるキリストのイメージと重なり、
キリスト教の布教と共に普及したと言われています。


イースターの日付は毎年変わります。
「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」、
具体的には、3月21日から4月24日の間になります。


イースターの前後には、長期間にわたる特別の期間があります。
イースター前の40日間とイースター以後の50日間、合わせて90日間がそれ。

聖書によれば、キリストは40日もの長い期間、断食して荒野をさまようという修行をしましたが、この修行に習って、イースター前の40日間を「レント」と言い、肉、卵、油、乳製品などを控えて、食事を節制し、結婚式などのお祝い事も避けたりします。

「レント」の前に肉を食べて楽しく羽をのばすという、主にカトリック教国の行事が、カーニバルです。
'リオのカーニバル'などが有名ですね。


イギリスではレントの前日を'パンケーキ・デー'と呼び、レントの間節制する卵や油をたっぷり使ってパンケーキを焼いて食べます。

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さて、イースターと言えば'イースターエッグ'。
伝統的に、生命や復活の象徴として、卵が使われてきたのではないかと言われています。

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卵は、'イースターうさぎ'が運んできたとされ、子だくさんのうさぎは、繁栄・多産のシンボルと言われています。

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カラフルなペイントなどで卵を彩って家に飾ったり、
庭に卵を隠して子どもに探させる'エッグハント'、
丘の上から卵を転がす'エッグロール'、
卵をスプーンにのせ、落として割らないように気をつけながら、誰が一番にゴールするかを競う 'エッグレース'、
などで楽しみます。

家族でゆで卵を食べたり、家族や友人など親しい人と卵やウサギの形のチョコレートや、中にプレゼントを入れたチョコレートの卵を交換し合ったりする風習もあります。


この時期、フィレンツェを旅したら、
街中のショーウインドーが、ウサギや卵の可愛らしい飾り付けで溢れていました。
(ちなみに、イタリアでは'イースター'のことを、'パスクァ'と言うそうです。)

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ニワトリが卵型の車を引いています!


135.JPGのサムネール画像

アイスクリーム屋さんの飾り付け
ピンクの巣の中に、卵と共にカラフルなアイスクリームが...

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あひる(ひよこ?)のチョコレートがかわいい!

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ウサギがいっぱい、こっちを見ています...


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高級菓子店では、ウディングのような上品な飾り付けでした。


クリスマスの時期も楽しいけれど、この時期ヨーロッパを旅行したら、是非、ショーウインドーを覗いてみて下さい!
きっと、楽しい飾り付けに出会えると思います.


今年のイースターは、4月8日。
卵型のチョコレートなどで、ちょっと楽しんでみませんか!

ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
鈴木久美子

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