テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.12.09

連載 ワンポイントレッスン

12月に入り今年もあとわずか。来月には、日本人にとって一年の始まりの大切な行事・お正月がやってきます。クリスマスを終えると、年神様を迎えるにあたり、門松や鏡餅を飾ったり、おせち料理を作ったりとお正月の準備に忙しくなることでしょう。


今月のテーマは「正月」。年の始まりはいつもより少し素敵に食卓をしつらえ、家族や親戚、友人をおもてなししてみましょう。
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無地の折敷の上に、敷紙を折って敷いて(おめでたい柄を選びましょう)、
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箸袋やメニューカードは、和紙を切って両面テープで留めるだけでオリジナルのものが簡単に出来上がります。
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和紙が足りなければ、柄違いで用意しても楽しいもの。
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友人との気軽で楽しいパーティーでは、おせち料理は重箱の代わりに、アフタヌーンティースタンドに盛り付けてみてはいかがでしょうか。同じ料理でも器が変わると、印象が大きく変わります。
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ナプキンは扇形に折り、小さく南天を添えて華やかにセットしましょう。ガラスの小さな器をナプキンリングとして使うなど、アイディア次第でコーディネートは無数に楽しめます。ペーパーナプキンでも構いません。
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お屠蘇の横には、シャンパングラスに生けた松と南天を置いてモダンにアレンジ。
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揃いの器や高価なテーブルウェアがないとコーディネートやおもてなしは出来ないと思いがちですが、紙や持っているものを使っていくらでも楽しむことは可能です。


ただし特別な時には、1点だけ新しいものを買って、気分を上げてみるのもいいかもしれませんね。そこで今回は、ゴールドのブリッジランナーを選んでみました。
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おもてなしの機会が増える年末年始。気構えすぎず、家族やお客様の顔を思い浮かべながら気軽に楽しんでみましょう。

テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.10.20

連載 ワンポイントレッスン

ようやく朝夕も涼しくなり、秋も深まってまいりました。
"食欲の秋" - 1年の中でも、秋は食材が特別おいしい季節です。食べ物だけではなく、旬の食材からおいしい飲み物もたくさん作られます。ブドウも収穫を終え、今年も美味しいワインが造られることでしょう。


今月のテーマは「ブドウの収穫」。ワイン、ブドウ・・・というキーワードから連想して考えていきましょう。


センターピースはお花・・・ではなく、ガラスのコンポートに収穫したばかりのブドウをどっさり。ガラスにすることで、クロスに影が映りこみ、キラキラと輝きます。
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食器の中央にもさりげなくブドウが。
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メニューカードには、ワインボトルをデザイン。
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さて、今月のワンポイントは「ナプキンで楽しむ」!テーブルリネンは、赤ワイン色で揃えます。ブドウの葉を好物とするエスカルゴは、ワインととてもよく合う食材のひとつ。今日はナプキンをエスカルゴ形に折り、華やかに飾りましょう。


①きれいにアイロンをかけたナプキンを広げ、端からひだ(写真は1/8幅)に折ります。
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②端から、長さ2/3ぐらいまで丸める。
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③2と反対側の端を上に広げ、ひだを整えたら完成です。ワンポイントに、ブドウ形のレースをひとつ付けてはいかがでしょうか。
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同じくブドウの葉形の燈台にキャンドルを燈したら、
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ワインで乾杯!お気に入りのワインを見つけ、夜長に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
   西堀 怜子

テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.09.15

連載 ワンポイントレッスン

先月8月、1ヶ月のうちに2度満月が起こる「ブルームーン」という珍しい月が話題になりました。月ははるか昔から、神秘的なものとして崇められ、特に農耕民族である日本人は、月の満ち欠けを重要視してきました。


日々満ち欠けを繰り返す月ですが、旧暦8月15日は「中秋の名月」と呼ばれ、お月見(月の鑑賞)を行う風習があります。


そこで、今月のテーマは「お月見」。
ワンポイントは「簡単ビュッフェ」。


家でビュッフェ!?と思うかもしれませんが、実は準備がとても簡単ながら、非日常的なワクワク感を感じることが出来ます。ススキや団子を飾り、秋の収穫物をお供えするのがお月見の風習であり一般的ですが、現代的にアレンジして楽しんでみましょう。


黒いクロスを敷き、黄色のディナー皿を二段スタンドに置くだけで、暗闇に浮かぶ満月のよう。スタンドは狭い場所を有効に使うことが出来、とても便利なもの。今回は、上におつまみ、下にデザートとすべてまとめて盛り付け、テラスの小さなテーブルでも楽しめるようアレンジしました。
横に飾ったススキの影が皿に写り込み、さりげなくお月見の風情が感じられます。
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月見団子をイメージし盛り付けたのは、肉団子。
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TPOに合わせ、時に、使い捨てのテーブルウェアを活用しましょう。紙皿、紙コップ、割り箸、ペーパーナプキンを取りやすいように並べます。そのままでももちろんいいですが、ちょっとしたアレンジがテーマを盛り上げます。


*底に満月、側面にうさぎ(すべて画用紙)を貼り付けて
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*輝く月をイメージした和紙で作った箸袋
 (月にかかる雲に見立てた形にアレンジ)
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冷えたビールも欠かせません。土鍋に氷水を入れて、クーラーとして使ってみましょう。蓋を下に置いて高さを出すことで、ドリンクが取りやすくなります。
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今年の中秋の名月は9月30日。夏の暑さも過ぎ去る頃、秋の夜風を感じながら月を愛でてみてはいかがでしょうか。
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ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
   西堀 怜子

テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.08.15

連載 ワンポイントレッスン

来月9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」。陽数(奇数)の中でも、一番大きな9が重なる日であり、大変おめでたい日。健康と長寿を願います。


今月のワンポイントは「折衷」。
和・洋・中を融合させて楽しみましょう。


重陽の節句といえば菊の花。菊が刺繍されたゴールドのチャイナブロケードをブリッジランーにして掛けましょう。それだけで食卓に中国の雰囲気が漂い、華やかさに包まれます。
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和の折敷を敷いて、上にのせるのは、オリエンタルなイメージも感じさせるイタリア・TAITU社のプレート。重陽の節句の色である赤(朱)が、黒の上で引き立ちます。
「和のものは和、洋のものは洋」と決めつけず、自分の感性で自由に組み合わせることこそコーディネートの楽しさ!
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9月といってもまだまだ暑い時期ですので、ガラスを用いることで清涼感と輝きがアップします。ガラスのプレートの上には、箸袋とお揃いの菊柄の紙を一枚。
ちょっとした心遣いが、お客様に喜びを与えます。
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菊色のリボンを、菊に見立てて結んだら、ナプキンリングの完成です!
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この食卓で頂くのは、秋の食材をふんだんに用いた中華料理!センターにも同じプレートを置いて、その上には熱々の飲茶が入ったセイロをのせましょう。
※イメージ写真のため、焼餃子(蝋細工)が入っています。そのため下に紙を敷いておりません。
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器を保護し、水分を吸収してもらうために、セイロの下には一枚、ナプキンを敷いておきましょう。真っ赤なナプキンを蓮の形に折ってアクセントに。
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菊の花を飾り、ワイングラスを置いたら、和洋中を折衷した食卓の完成です。
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持っている食器をもう一度見直し、新しい組み合わせの発見をしてみてください。


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
   西堀 怜子

テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.07.15

連載 ワンポイントレッスン

梅雨開けも近づき、いよいよ夏本番!


昨今、食べ物における季節感の薄れが危惧されていますが、気候においては、冬は寒く、夏は暑く・・・季節の移り変わりを意識せずにはいられません。


今月のワンポイントは「素材に気をつける」。


モノの色や素材、質感 - 明るい太陽の元ではごまかすことはできません。特に、夏の強い日差しにあたると、それらはいっそう強調され、上質な素材は光輝き、シンプルなもの程品質の違いが明確になります。テーブルウェアを選ぶ際、デザインや色・柄、大きさ等を見ることも大切ですが、質にもこだわってみましょう。白無地の器やクロスこそ、その違いは明白です。
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特にテーブルクロスは、素材が違うだけで食卓全体の輝きをも変えていきます。光沢のあるベルギー製のジャガードリネン(シャンパンゴールド)を敷きましょう。


その上にのせられたプレートは、フランスの高級陶磁器ブランド レイノー社の「GALA/ガラ」シリーズです。当ブランドは、『フランス陶磁器の故郷リモージュで、本当のリモージュ焼きを創り続ける数少ない伝統の窯のひとつ』と紹介されています。輝く白い素地とゴールドのラインが、シンプルながらとても華やか。高級レストランやホテルにて多数採用されているというのも、うなずけます。
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ナプキンは、フランス製の麻のジャガード織。生地の質が高いからこそ、折りたたむことで陰影が生まれ、リボンの赤と共に、シンプルながら存在感をあらわします。
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前菜用のガラス碗の下には、ヒマワリ柄のメニューカードをドイリー代わりに。お碗を下げると、メニューカードが登場し、二度楽しめます。
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カードだけではなく、食卓にも夏の花・ヒマワリを飾りましょう。綺麗な造花もたくさんありますが、季節の生花にはかないません。
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白黒のモダンなグラスを花器に見立てます。
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ヒマワリは頭が重いため、そのまま活けると花の部分が前に下がってしまい、大輪の美しさも半減。このような1.5cm角程の小さな剣山をグラスに入れて活けるだけで、まっすぐに、好きなように活けることが可能です。ちょっとした一手間で食卓の美しさが変わります。
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ボヘミアガラスの箸置きに漆黒のお箸を縦にセット。磨き上げたクリスタルのグラスにキリッと冷えた白ワインを注いだら、食事の始まりです。明るい日差しの下、楽しい会話と共に色鮮やかな中華料理を頂き、心も体も元気に、夏を乗り切りましょう。
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ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
   西堀 怜子

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