「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.12.15

連載 食と色

寒くなりましたね、街角のイチョウの黄色がとてもきれいです。
木枯らしで散ったイチョウの絨毯がまた、素晴らしいですね。
黄色は色の中で明度が最も高いため、
街が明るくなったように感じます。
黄色は国によって異なる用いられ方をしますが、
東洋においては、黄色を尊ぶ文化がつくられてきました。

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イチョウは 東京都、大阪府、神奈川県 の
都府県の木にもなっています。


イチョウの語源は葉の形がカモが足を開いた形と
似ているところから、
中国音 「鴨脚(ヤーチャオ)」 より転訛されたものという
通説がありますが、ホントに似てますね。

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漢字でイチョウは 「銀杏」 と書き ギンナン とも読みますが
銀 杏  ギン アン → これが連声によりギンナンです。
イチョウには 雄の木 と 雌の木 があり雌の木にしか実がつきません。

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殻を割って 中を食べますが。

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黄色やエメラルドグリーンで綺麗です。
最近は真空パックのものも販売されていますので
簡単に食べる事ができます。

十穀米に散らしたり

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茄子の味噌田楽に彩りでのせたり

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茶碗蒸し、酒の肴などにピッタリです。

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来週は冬至です(12月21日)

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冬至には柚子湯に入り カボチャを食べると風邪をひかないと
言われていますが、
そのほかの言い伝えに、冬至に「ん」の2つつくものを食べると
幸運が得られるという言い伝えもあるそうで、
「ん」 「運」 を重ねるということのようです。
冬至の七種 
「なんきん(かぼちゃ)」 「にんじん」 「れんこん」
「ぎんなん」 「きんかん」 「かんてん」
「うんどん(うどん)」
ここにも ギンナン が出てきますね(^_-)-☆

今年、幸運に恵まれた人も、また冬至に
「運」 をたくさん食べて来年が良い年になりますように 
「運」 を重ねておきましょうね。 ♡♡♡

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ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー


                陣出久美子

「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.08.31

連載 食と色

8月も終わりですのに、まだまだ暑さは続いています。
今月は夏休みを取った方も多かったのではないでしょうか?
故郷へ帰ったり、旅行に行ったり
どちらに行かれましたか?

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私、羽田空港から1時間・・・✈ 富士山を超えて小松空港
日本海側 北陸に行ってきました。
小松市と言えば、歌舞伎「勧進帳」で知られる安宅の関がありますが、小松空港から JR小松駅に行き・・・

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北陸本線で小松駅から3つ目 JR加賀温泉で降りると・・・
そこは、加賀温泉郷  ♨♨♨
古九谷の窯跡はこの加賀市山中温泉九谷町にあります。

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現代九谷焼のルーツである吉田屋窯以来の窯跡を発掘整備し、
公開しているものは 加賀市山代温泉にあります。

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九谷焼と言えば 黄・緑・紫・赤 
柄も 花鳥風月 華やかな図柄が思い浮かびますね。
詳しくご覧になりたい方は
北陸本線 加賀温泉の隣 大聖寺駅から7分の所に
「石川県九谷焼美術館」があり
青手の間 五彩の間 赤絵・金襴の間 などあり
説明も丁寧にして頂けます。

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九谷焼は色が鮮やかですので、賑やかになってしまいそうで、、、
食材を盛り付けるにはどのようにしたらいいのでしょう?
いつもどうしようか考えてしまいます。
美術館の方や 九谷焼きのお店の方に伺ったところ
器の色や柄に上手く合わせて盛り付けると良いですよ。
と、言われ早速やってみました。

その土地の食材と思い、伝統野菜の加賀野菜15種の中から
打木赤皮甘栗かぼちゃ という赤い皮のかぼちゃを選びました。
緑と赤 ・・・ 華やかになりそう ・・・
それを煮て盛り付けてみることにしました。

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普通の白い器 九谷焼の器それぞれです。
まず、白い器

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九谷焼きの器

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やっぱり・・・
九谷焼の濃い緑と かぼちゃの朱色 がとても華やかで綺麗です。
その土地の野菜と器がピッタリ 
北陸の冬は雪が多くこの鮮やかな彩りが美しかったでしょうね・・・

この器には桃の実がふっくら美味しそうに描かれています
ここを少し見せるように盛り付け・・・・・

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かぼちゃを食べ終わると、
桃の木に止まっている可愛い鳥が描かれていました。

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何という鳥かしら? 何の花でしょう?
などと、器の柄全体をみながら、また話がはずみますね
他にも色々な器を使って・・・

桔梗とカワセミ   

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梅の枝には 鶯でしょうか?

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このように 器に食材を盛り付ける前からどのような食材を使おうか?
また、食べ終わった後は絵を見て季節とともに楽しむ
こんな風にして食事を楽しんでいたのでしょう。

加賀野菜には他に 加賀太きゅうり 金時草 源助だいこん
加賀つるまめ  ヘタ紫なす など色々ありますので、
きっと盛り付ける器によって美味しくなるのですね。


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師

テーブルアーチスト  陣出久美子

「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.06.10

連載 食と色

先日も大活躍のサッカー日本代表!!!
日本代表のユニホームの色は 「Japan Blue」 です。

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青を好む日本人は多いですね

江戸時代 奢侈禁止令(庶民が贅沢やおしゃれをすることを禁止)
により、紫・紅色などの華美な染色は制限されていましたが
そんな時代でも藍染めだけは濃い染色であっても禁止されることが
無かったので、藍色は日本人になじんだ色なのですね

そして、青は世界でも人気があります。
海や青空を連想するからでしょうか

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6月 青・・・と言えば 紫陽花の花

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「あじさい」の語源は
 あづ=集まる さい=真藍  「藍が集まった花」

と、言われています。
ほんと!! 可愛い花がたくさん集まっています。
「紫陽花」の漢字は平安時代にあてはめたものとされています。

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青・紫などは食欲をそそる色とは言えませんが
この時期 青や薄紫のお菓子がたくさん出ています。

金平糖の紫陽花の花
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和菓子 あじさい
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湿っぽい梅雨の時期 なぜかしっとり趣がありいいですね
青・青緑系の色は寒色ですから
涼しそうな色合いになります。
この時期、見た目の清涼感も大切です。

衣替え
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つゆ草
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鉄線
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そして6月16日は「和菓子の日」
これは嘉祥元年 848年6月16日 当時流行した厄病を
鎮めるために 仁明天皇が神前に菓子を供えて厄除けを祈願したことに由来して
江戸時代ごろまでは毎年6月16日に嘉祥の儀が行われていましたが
現在では薄れてしまったのでこれらをもとに昭和54年に全国和菓子協会が制定したのが
「和菓子の日」だそうです。


昔から赤い色の小豆は悪いものを祓う力がある、とされ
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京都などでは「夏越しの祓」(6月最終日に行われる除災行事)に
に、「水無月」という三角の小豆ののった和菓子
を、食べるならわしもあるそうです。 ( ^^) _旦~~

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関東甲信越・北陸地方も6月9日に梅雨入りと、
気象庁が発表しました。
ジメジメと、気分も沈みがちですが。。。
そんな時こそ 五感をフル活用\(◎o◎)/
見た目にもすっきりと涼しげなお菓子を頂き


小豆で悪いものを祓い、
2012年6月・上半期がもうすぐ終わりますが
後半も皆様が無事に過ごせますように・・・


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師

テーブルアーチスト  陣出久美子

「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.04.21

連載 食と色

ずいぶん春らしくなってきましたね
日差しも暖かく、鳥の鳴き声や 道の片隅にも
春の花が咲き始めました・・・♪

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そよ吹く風にも良い香りがする
 薫風:南風・かんばしい風・青葉の香りを吹きおくる初夏の風
      夏の季語  (広辞苑)

そして風は不思議なもので香りだけでなく色を感じる
こともある

みどりのそよ風 いい日だね ♪~
蝶蝶(ちょうちょ)もひらひら 豆のはな
七色畑に 妹の
つまみ菜摘む手が かわいいな

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2006年住宅メーカーののCMソングで流れてましたね
1946年(昭和21年)3月にNHKラジオで発表された歌です。
あら・・? 年齢が・・・×××

眼から入った光は脳に送られますが、その脳内で波長により色々な
ホルモンを分泌させ、それが人間の感情やモチベーションに
影響を与えるようです。
では 緑は?

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発想力と疲れた細胞を再生させる「アセチルコリン」の分泌を
促します。
緑を見ていると気持ちがリフレッシュできますものね♡

そんな緑を食卓にも・・・グリーンサラダはいかがでしょうか?
緑だけでなく赤いミニトマトやミニ人参を添えて

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イカ墨パスタにも緑の菜の花たっぷり
春豆ときゅうりのグリーンソース


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ストレスなどで疲れている時・・・(>_<)
緑を眺めながら、緑いっぱいのお食事を頂くと・・・
疲労した細胞を活性化できるのでお仕事の効率も
良くなりますね(^◇^)

もうすぐ みどりの日(5月4日)
そして・・・5月5日は端午の節句
緑の柏の葉にくるまれた 柏餅を頂き

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ゴールデンウィークに緑をたくさん見て、
リフレッシュ\(^◇^)/


元気いっぱい!! 過ごしましょう(*^_^*)


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師

テーブルアーチスト  陣出久美子

「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.02.26

連載 食と色

2月も終わりに近づき、今年の冬は寒かった・・・
雪の深い地方の方は大変だったと思います。

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最近はお日様の温度で少し春を感じることもありますが
まだまだ寒いです

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こんなときはやはり視覚から春を感じるのがいいですね
春を感じる色とは 薄いピンクの桜色や萌黄色のつよい黄緑
桃の花の色 菜の花の色 花の色が多いでしょうか・・・

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平安時代には多彩な配色により優美な色名がたくさん生まれました
梅 梅重 裏梅 紅梅匂 早蕨 壺菫 薄花桜 桜
かさねの色目は、1枚の袷(あわせ)仕立ての衣の裏表を言いましたが

後にはその衣を何枚も着て表わされる十二単などの配合色も
(襲の色目)と呼ばれました。
3月3日の 上巳の節句  
お雛様の襟元などの襲の色目、春らしく綺麗ですね

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2色の重ねの色目・・・梅は 表・白   裏・蘇芳(すおう)
・・・・・・・・・・桜は  表・白  裏・赤花(あかばな)
そして 桃の節句  
・・・・・・・重ねの色目 桃は  表・淡紅 裏・萌黄

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そんな春の色をテーブルマットにして和菓子をのせると・・・
ほんわか暖かな春の午後のお茶会
お雛様を見ながら日本の春を感じてみてはいかがでしょう。。。

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ホーホケキョ。。。。。鶯の鳴き声が聞こえてくるようです♪


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師

テーブルアーチスト  陣出久美子

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