「日本食文化普及プロジェクトin France ~日本テーブルアート展~」 審査会・発表会 動画配信のお知らせ

2012.12.25

テーブルアート

経済産業省が実施するクールジャパン戦略推進事業の一環として、フランス市場に日本食文化を普及させ顧客を獲得する、という趣旨のもと、2013年2月にフランス・パリで「日本テーブルアート展」が開催されます。そこに出展する製品が、在日フランス商工会議所、株式会社時評社により募集され、(株)テーブルアート代表取締役・阪口恵子に、その審査と発表会への協力依頼がありました。

12月10,11日、この事業のビジネス・プロデューサーであるヴァンサン・グレゴワール氏(仏・ネリーロディ社ライフスタイル部門部長)を迎え、鳴海製陶株式会社のショールームにて、審査及び発表会が開催されました。


今回のテーブルアート展のテーマは、グレゴワール氏による「ルネ・サイエンス」。
 西洋のトレンドと発信性の高い現代性と相容れるもの
 ただ伝統というだけでなく、意外性をもつもの、日本に対する見方を変えるもの


開催に先立ち、グレゴワール氏のテーマ・コンセプトのイメージが送られてきました。 12003.JPG
コンセプトのイメージ小冊子

これに基づき、出展製品を選定し、フランス市場に売り込みます。
そのため、阪口は、そこで選定された製品をプレス発表写真及び動画配信のために、テーマに即してより魅力的に見えるようコーディネートしました。


今回のコーディネートは、前日の審査が終わるまで、どのようなものが選ばれるかわかりません。
そこで、撮影用の背景材料などは、コンセプトイメージを基に、使えそうなものを予測しながら揃えなければいけません。

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和紙
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メタリック素材
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プラスチック素材
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木の実など
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葉など


ほとんど即興でのコーディネートですが、グレゴワール氏の「ちょっとツイスト(ひねり)を加えて意外性をもたせて...」との言葉におおいに賛同した阪口が、エスプリのきいたコーディネートをどんどんつくっていくのがとても面白く、とても楽しい仕事でした。


実際にコーディネートしたものは、時事通信社・動画ページで、「仏開催イベントの出展作品お披露目」のタイトルの中で見ることができます。
下記にアクセスしてご覧下さい。

http://www.jiji.com/jc/movie?p=top580-movie02&s=600&rel=y

さらに、阪口はグレゴワール氏と対談し、意気投合した二人の模様は、「月刊時評1月号」に掲載予定です。 003.JPG
グレゴワール氏との対談の様子

「ColorでおいしさUPUP! 美味しい色のテーブルレッスン」

2012.12.15

連載 食と色

寒くなりましたね、街角のイチョウの黄色がとてもきれいです。
木枯らしで散ったイチョウの絨毯がまた、素晴らしいですね。
黄色は色の中で明度が最も高いため、
街が明るくなったように感じます。
黄色は国によって異なる用いられ方をしますが、
東洋においては、黄色を尊ぶ文化がつくられてきました。

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イチョウは 東京都、大阪府、神奈川県 の
都府県の木にもなっています。


イチョウの語源は葉の形がカモが足を開いた形と
似ているところから、
中国音 「鴨脚(ヤーチャオ)」 より転訛されたものという
通説がありますが、ホントに似てますね。

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漢字でイチョウは 「銀杏」 と書き ギンナン とも読みますが
銀 杏  ギン アン → これが連声によりギンナンです。
イチョウには 雄の木 と 雌の木 があり雌の木にしか実がつきません。

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殻を割って 中を食べますが。

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黄色やエメラルドグリーンで綺麗です。
最近は真空パックのものも販売されていますので
簡単に食べる事ができます。

十穀米に散らしたり

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茄子の味噌田楽に彩りでのせたり

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茶碗蒸し、酒の肴などにピッタリです。

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来週は冬至です(12月21日)

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冬至には柚子湯に入り カボチャを食べると風邪をひかないと
言われていますが、
そのほかの言い伝えに、冬至に「ん」の2つつくものを食べると
幸運が得られるという言い伝えもあるそうで、
「ん」 「運」 を重ねるということのようです。
冬至の七種 
「なんきん(かぼちゃ)」 「にんじん」 「れんこん」
「ぎんなん」 「きんかん」 「かんてん」
「うんどん(うどん)」
ここにも ギンナン が出てきますね(^_-)-☆

今年、幸運に恵まれた人も、また冬至に
「運」 をたくさん食べて来年が良い年になりますように 
「運」 を重ねておきましょうね。 ♡♡♡

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ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー


                陣出久美子

豊かな食空間のために~空間のことあれこれ興味津々!

2012.12.15

連載 食空間

前回は、スペインにおけるイスラム建築=イスラム建築の最高峰ともいわれる'アルハンブラ宮殿'のお話をしました。         

今回は、世界で最も美しいといわれる霊廟です。           

1628年~イスラムがインドに侵攻してムガル帝国を樹立してから約100年~帝国の絶頂期に第5代皇帝シャー・ジャハーンが即位します。この皇帝の最愛の王妃ムムターズ・マハルは、36歳という若さで亡くなりました。皇帝は深く悲しみ、王妃のために世界中から最高の職人、材料を集め、イスラム様式の美しく壮大な白亜の霊廟を築きました。                          

これが、'タージ・マハル'です。                      

タージ・マハルとは、ムムターズ・マハルの名前を縮めたもので、「宮廷の冠」の意味もあります。


雄大な砂岩の正門を
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くぐると、
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そこには広大な庭園が広がり、
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その奥に、100m角の基廟があり、その上には、四隅に42mの尖塔(ミナレット)、中央は高さ約65mのドーム屋根の霊廟が建っています。
徹底的な左右対称、美しいプロポーションのこれらは、全て真っ白な大理石で作られ、気品のある姿を呈しています。
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タージ・マハルは、イスラム建築の影響を大きく受けていますが、インドの建築様式の要素もみられます。
中央の大きなドーム屋根の周りの、柱に支えられた小さなドームは「チャトリ」と呼ばれ、インドに於けるイスラム建築の特徴といえます。
4本の尖頭(ミナレット)は、本来イスラム教モスクに設けられ、人々に日に5回の礼拝を呼びかけるものです。ですから、霊廟には必要のないものですが、このミナレットがあることで、外観のバランスが美しく整って見えます。そして、このミナレットの先端にも、「チャトリ」が施されています。
また、中央のドームの先端の飾りは、蓮の花がモチーフになっているとも言われ、これはインド・仏教の影響といえます。


この建物は、遠くから見るとレースのように透けて、空に溶け込むように見えますが、
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近くでみると、白い大理石の中に貴石で施されたモザイクの柄や、大理石を彫り込んだレリーフ柄などが、繊細に施されているのがわかります。
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この上なく美しい建物を目の当りにすると、シャー・ジャハーンがどれだけ王妃を愛していたか、想像に難くありません。

しかし、このタージ・マハル建築などのために国家財政を傾けることとなり、シャー・ジャハーンは三男によって、タージ・マハルから約2km離れたアーグラ城に幽閉されてしまいます。
幽閉された城の塔からタージ・マハルを眺めることが、晩年のシャー・ジャハーンの唯一の慰めだったそうです。

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(アーグラ城からタージ・マハルを臨む)


今、シャー・ジャハーンとムムターズ・マハルは、並んでこのタージ・マハルに眠っています。


タージ・マハルは、空の色を反映し、刻々と表情を変えます。

今度訪れるなら、「是非、満月の夜に!」と心に決めました。
(普段、日の出から日没までしか開いていませんが、満月の前後5日間は、夜の時間も入場できるそうです。)

青白い月の光に照らされるタージ・マハルを見てみたい!!です。


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
鈴木久美子

テーブルアーチストのワンポイントレッスン ~イベント・歳時で食卓を演出!~

2012.12.09

連載 ワンポイントレッスン

12月に入り今年もあとわずか。来月には、日本人にとって一年の始まりの大切な行事・お正月がやってきます。クリスマスを終えると、年神様を迎えるにあたり、門松や鏡餅を飾ったり、おせち料理を作ったりとお正月の準備に忙しくなることでしょう。


今月のテーマは「正月」。年の始まりはいつもより少し素敵に食卓をしつらえ、家族や親戚、友人をおもてなししてみましょう。
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無地の折敷の上に、敷紙を折って敷いて(おめでたい柄を選びましょう)、
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箸袋やメニューカードは、和紙を切って両面テープで留めるだけでオリジナルのものが簡単に出来上がります。
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和紙が足りなければ、柄違いで用意しても楽しいもの。
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友人との気軽で楽しいパーティーでは、おせち料理は重箱の代わりに、アフタヌーンティースタンドに盛り付けてみてはいかがでしょうか。同じ料理でも器が変わると、印象が大きく変わります。
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ナプキンは扇形に折り、小さく南天を添えて華やかにセットしましょう。ガラスの小さな器をナプキンリングとして使うなど、アイディア次第でコーディネートは無数に楽しめます。ペーパーナプキンでも構いません。
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お屠蘇の横には、シャンパングラスに生けた松と南天を置いてモダンにアレンジ。
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揃いの器や高価なテーブルウェアがないとコーディネートやおもてなしは出来ないと思いがちですが、紙や持っているものを使っていくらでも楽しむことは可能です。


ただし特別な時には、1点だけ新しいものを買って、気分を上げてみるのもいいかもしれませんね。そこで今回は、ゴールドのブリッジランナーを選んでみました。
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おもてなしの機会が増える年末年始。気構えすぎず、家族やお客様の顔を思い浮かべながら気軽に楽しんでみましょう。

パン de ハッピー!~パンが香る幸せなテーブル~

2012.12.08

連載 パン

今年もあとわずかとなりました。
毎年のことながら、この季節はクリスマスにお正月・・・と忙し
く準備をしているうちに、あっという間に年越しですね。
この時期はお友達を招いたり、招かれたり・・・という方も多い
でしょう。
何を用意したらいいのか、悩むところです。
ホームパーティーでお菓子を手作り、というのは一般的過ぎて面
白くない・・・


今回ご紹介する、アールグレイのミルクティーと、紅茶の茶葉で
アクセントをつけた、少し甘い「紅茶のパン」はいかが?
そのままで温かいお茶と一緒に、クリームチーズとドライいちじ
くをのせて赤ワインのお供に、ドミグラスソースのハンバーグに
添えて・・・と、オールマイティーに楽しめるソフトな食感のお
いしいパンです。


紅茶のパン

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<材料>
強力粉      200g
ドライイースト  小さじ1
砂糖       大さじ3
紅茶の葉     小さじ1(ティーバッグ用)
コンデンスミルク 大さじ1
卵        1/2個(25g)
牛乳       140㏄
紅茶の葉     大さじ2
塩        小さじ1/2
無塩バター     30g


溶き卵       適量
粉砂糖       適量


<作り方>
①牛乳を鍋に入れ、火にかける。沸騰直前まで温めたら火を止め、
紅茶(アールグレイ)を加え混ぜ、蓋をして2~3分蒸らす。茶
こしで漉し、100㏄に計量。(温度42~43℃に冷ます。)

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②ボウルに粉1/2、砂糖、イースト、紅茶の葉、コンデンスミ
ルク、卵を入れ、①のミルクティーを加えて混ぜる。

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P1000704.JPG★バターは無理につぶさず、生地全体がまとまればOK。


③残りの粉、塩、バターを入れて加え混ぜ、台の上に取り出して
なめらかになるまでこねる。丸めてボウルに戻し、ラップをして
温かい所で一次発酵させる。(30分)

P1000706.JPG★オーブンレンジの発酵機能を使うと、冬の寒い時期は安心。
設定温度は40℃。乾燥を防ぐため、熱いお湯を入れた器を置い
て蒸気を立てる。


④フィンガーテストをした後、8分割して丸め直し、ぬれ布巾を
かけてベンチタイム。(約10分)


⑤生地を軽く叩いて丸めなおし、とじ目を下にして台に置き、中
央を箸で押さえる。

P1000710.JPG★箸はしっかり下まで押さえる。


⑥キャンバス地、ぬれ布巾をかけて温かいところで2次発酵させ
る。(20分)  オーブンを予熱する。

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⑦発酵後、溶き卵をハケでうっすらと塗る。

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⑧焼成 電気オーブン180℃で15~17分
    ガスオーブン170℃で14~16分
途中で焦げ色が濃くなったらアルミ箔をかける。

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⑨冷めたら粉砂糖をふる。


★紅茶の茶葉は何でもOKですが、アールグレイがおススメ。
香りが立って、おいしさが際立ちます。


★生地に混ぜ込む茶葉は葉の細かいティーバッグを使います。


★卵はM寸(1個50g)を使用。1/2個は25gです。


★卵を溶くときは、いつも「まぜ卵(らん)」という棒を使います。先が小さなカッターになっているので、混ざりにくい卵白も細かくなり、きれいに混ざるんですよ。

P1000707.JPG★生卵かくはんスティック。お箸くらいのサイズで使いやすい!


クリスマスのテーブルにもぴったりの、コロンと丸いかわいい形に
焼きあがりました。粉砂糖がまるで雪のようです。

P1000719.JPG

ほんのり甘いので菓子パン系のようですが、紅茶の渋みがワイン
にも、お食事にも合うので、どなたにも喜ばれます。
もし、小さいお子様が召し上がるのでしたら、材料にも入れたコ
ンデンスミルクをつけて。
実はこの食べ方、一番気に入ってるのですけれど(笑)。


ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師
テーブルアーチスト
フードコーディネーター
中出 真理子

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