11月に入り、今年も残り少なくなって
きました。
前回、100円ショップのグッズを使った
コーディネートを取り上げましたが、8月
に大阪心斎橋に初上陸した北欧の
「タイガーコペンハーゲン」が話題に
なっています。
※お店の外観
オープン当初からの人気で、品薄状態で
一時閉店になったほど・・・。
今は、近隣に商品をストックできる倉庫
を確保し、9月末に再オープンしました。
先日、オープン前から配布される整理券
を入手し、お店に行ってきました。
店内は、日本のグッズとは一味違う北欧
スタイルで文具、キッチングッズ、おもちゃ
など盛りだくさん!
価格は、100~500円位です。
今回、購入したグッズをいくつか紹介
します。
※紙ナプキン、ランチョンマット(赤ずきん
柄、グレー)
※2段トレー、ガラス製の四角いお皿
(電子レンジ、食洗機OK)
※キャンドル(黄、青、紫色)、キャンドル
スタンド、オーナメント
※ハート柄の折りたたみ式ボックス、
マスキングテープ(花、蝶)、アクセサリー
入れ
明るい夏が短く、暗い冬が長い北欧。
そのため家で過ごす時間が長く、より
快適性を求めて、色彩豊かなインテリア
を好むようです。
また自然が共有物という考えもあり、
シンプルで機能的な木製家具などに
落ち着き癒しを感じます。
今回は、北欧をイメージしたテーブル
コーディネートを考えてみました。
①タイガーのグッズを使用したコーディ
ネート
北欧のイメージカラーである青と黄色を
基調に演出。
木製のグッズやマスキングテープの
蝶を切り取り、テーブルクロスに貼り
付け、紙ナプキン(花柄)と合わせ
自然を表現。
②タイガーのグッズと北欧ブランドの
食器を組み合わせたコーディネート
ファッションでもブランドのものと、
遊び心のあるチープなものを組み合わ
せるのが上級者。
今回使用したお皿は、北欧の代表
ブランドイッタラ社ティ-マのこの冬
限定の赤。
黒のガラス製のコップもイッタラ。
(イッタラ社は、1881年にフィンランド
のイッタラで誕生した元々ガラス工場
で、インテリア性の高いおしゃれな
デザインが特徴)
テーブルクロスは、スウェーデンの
ボラス社のバードランドと呼ばれる
カラフルなプリント柄を使用。
バジルとガーリック風味のチーズと
たこをピックにさし、食べ終わったら
タイガーのキャンドルホルダーを
入れ物に。
③北欧のクリスマスをイメージした
コーディネート
赤のイッタラのお皿は、クリスマス
にも活用したいもの。
グリーンのガラス製キャンドルホルダー
もイッタラで統一。
トナカイもクリスマスらしく変身させ、
サンタの人形、ツリーで可愛らしく演出。
今年のクリスマスは、どんなパーティーに
しようかと今からとても楽しみです!
ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒
認定講師
テーブルアーチスト
フードコーディネーター 数藤晶子
今回は先日見てきたイベントについてです。
Designer Show House アメリカでは40年前より行われているイベントとのこと。
古いビルをリノベーションし、部屋に新しい命を吹き込む。そんなイベントでした。
大阪では2回目の開催で、今回はテーブルスケープという新しい試みとしてテーブルを中心とした小さな空間のデコレーションもあり、とてもおもしろかったです。
写真撮影O.K!ブログにUP O.K!ということでしたのでいくつか印象に残った作品をご紹介します。
建物はそのまま通り過ぎてしまいそうな老朽化したひっそりとしたオフィスビルです。
今回の全体テーマは"シゴトをあそぼう"FUNdamentals of Wolk
仕事をする人がワクワクする居心地の良い空間は、結果として仕事の効率も上がる。ということで究極の仕事場をデザイナーが提案していました。
インテリアデザイナー 辻村 久信氏
素敵な店舗デザインや、新しい地下足袋や和服等のデザイン SOU・SOUなどで有名なデザイナーです。
私も以前インテリアコンペで講評をしていただいたことがあります。
CONCEPT はそんなSOU・SOUの仕事場でした。
モダンな空間ですが畳だからでしょうか、靴を脱いで上がりほっこりくつろいできました!
次は、石川 安江さん(株式会社 リサブレア)
クラシックなカーテンスタイル、クッションなどの小物の作り方などのインテリアファブリックのセミナーもされています。
CONCEPTは PARTY PLANNER OFFICE "RISA BRAIRE"
新しいクラシックといった独特の世界観がとても素敵な部屋でした。
テーブルスケープの作品から
竹之内 たつえさん フォト&スタイリング会社
お仕事である写真を空間に取り入れた作品でした。
写真にかこまれることが心が和み、エキサイティングな気持ちにさせ安らぎを与えてくれます。と作品紹介の言葉が添えて有りました。
こちらはフラワーデザイナー 藤本 仁美さんの作品
お花からエネルギーをもらい癒されている。とコメントがありました。
テーブルいっぱいに咲き乱れるお花のデコレーションはとても目を引き美しいものでした。
コイケ アカリさんの作品はユニークなものでした。
PAPERTY
PAPERのPARTYアイテムの数々。
コンセプトもわかりやすく、納得のとってもおしゃれな楽しい空間でした。
最後は神戸山手短期大学の学生作品です。
モロッコをイメージテイストにブライダルシャワーの提案でした。
今流行りのモロッコスタイル!壁にはクシャクシャにした英字新聞が貼り付けされていて、小物も楽しく若々しい作品でした。
来年は私も短期大学の生徒達と一緒に参加しよう!!と思っています。
秋から冬にかけては各地でインテリアのイベントが目白押しです。
次のお休みにはどこにお出かけしましょうか?
次回からは、ブログで読んでからでも間に合うように、早めにご紹介したいと思います。
ようやく朝夕も涼しくなり、秋も深まってまいりました。
"食欲の秋" - 1年の中でも、秋は食材が特別おいしい季節です。食べ物だけではなく、旬の食材からおいしい飲み物もたくさん作られます。ブドウも収穫を終え、今年も美味しいワインが造られることでしょう。
今月のテーマは「ブドウの収穫」。ワイン、ブドウ・・・というキーワードから連想して考えていきましょう。
センターピースはお花・・・ではなく、ガラスのコンポートに収穫したばかりのブドウをどっさり。ガラスにすることで、クロスに影が映りこみ、キラキラと輝きます。
さて、今月のワンポイントは「ナプキンで楽しむ」!テーブルリネンは、赤ワイン色で揃えます。ブドウの葉を好物とするエスカルゴは、ワインととてもよく合う食材のひとつ。今日はナプキンをエスカルゴ形に折り、華やかに飾りましょう。
①きれいにアイロンをかけたナプキンを広げ、端からひだ(写真は1/8幅)に折ります。
③2と反対側の端を上に広げ、ひだを整えたら完成です。ワンポイントに、ブドウ形のレースをひとつ付けてはいかがでしょうか。
ワインで乾杯!お気に入りのワインを見つけ、夜長に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒業 認定講師
テーブルアーチスト
食環境トータルプロデューサー
西堀 怜子
今回は、スペイン南部のアンダルシア地方です。
この地方は8世紀から15世紀にかけてイスラムの王朝に支配され、イスラム文化が色濃く残る場所です。
イスラム教は、570年頃メッカに生まれたムハンマドが、神の啓示を受け布教活動を始めたものです。622年(イスラム歴元年)メディナに移住したムハンマドが築いた '預言者の家' は、住居であり、礼拝の場であると同時に、学校や病院でもあり、貧しい信者達の生活の場でした。後にムハンマドが葬られ参拝の場となり、この建物は、その後各地に作られたモスクの原型となりました。
ムスリムの成人男性は、金曜日の昼に集団礼拝を行います。大人数が集う大きなモスクでは、大空間を確保するために、無数の柱とアーチで構成される'多柱式プラン'という様式が特徴となります。
アンダルシア ・コルドバにある世界遺産『メスキータ』は、'多柱式プラン'の代表的な建物で、赤レンガと白大理石の2層のアーチが無数に連なっています。

イスラム建築は、用途によって、宗教建築と世俗建築に大別されます。
宗教建築の代表は上記のモスクですが、世俗建築の代表としては、宮殿があげられます。
そして、その中でも最も美しいと称されるのが、アンダルシア・グラナダにある『アルハンブラ宮殿』です。
城塞として、宮殿の他、モスク、官庁、学校、浴場、庭園など様々な施設を備えていました。
宮殿は、伝統的なイスラムの邸宅の様に、2つの中庭を中心に構成されています。
一つは公式行事等のための公的謁見に、もう一つは王族や家臣との私的謁見に対応するように、中庭を核とした空間が割り当てられていました。
中央にある12頭の獅子に支えられた水盤から、十字に設けられた水路を通って、四方を囲む部屋内に水が涼しげに流れています。
イスラムの支配する地域は砂漠地帯が多く、その中で水を巧みに演出することは、大変贅沢なことでした。この宮殿に於いても、水が巧みに取り入れられています。
イスラム建築の美しさは、装飾にあります。
イスラム教では偶像崇拝を禁じています。人間や動物を描くことも非難の対象となりました。
西欧諸国では室内に絵等を飾るところ、イスラム諸国ではその代わりに人間や動物を用いない装飾が発達してきたのです。
代表的なモチーフは、
- アラベスクと呼ばれる'植物文様
- 数学の発達に付随した'幾何学模様
- コーランを記述する神聖なアラビア語を図案化した'文字文様



このような文様を組み合わせ、繊細で美しい建物が作り上げられています。

気持ちの良い、過ごしやすい季節になりました。
旅行に出かけたり、スポーツをしたり、お洒落を楽しんだり・・・
何をやるにも最適な気候ですね。
この季節はおいしいものもいっぱい!ぶどう、りんご、梨、柿と
いった果物、すだちをキュッっと絞った焼き立てサンマ。それに
何と言っても、新米のホカホカご飯は最高のごちそうです。
さて、今回の「パン de ハッピー!」では、新米の炊きたて
ご飯に負けない、おいしいパンをご紹介!
茹でたじゃがいもをつぶして混ぜ込んだドイツ風のライ麦パン
です。
ドイツではその寒冷な気候から良質の小麦が取れないため、ライ
麦を栽培してパンを作るようになりました。ライ麦粉で作ったパ
ンは、とても硬くてずっしりと重く、噛みごたえがあります。白
いパンに比べて栄養価が高く、滋味あふれる素朴なおいしさです。
まるでドイツ人の真面目で質実剛健な気質を表しているかのよう
です。また、発酵の方法から、酸味を感じるものもあります。
今回のレシピでは、ライ麦とじゃがいもの特性を生かして、日本
人好みの外側はカリッ、中はモチモチのパンを作りましょう!
ちなみに塩の代わりに「塩麹」も使います。
これから寒くなる季節においしい、煮込み料理やコクのあるスー
プと合わせて、またはソーセージやチーズと一緒に朝食に、ぜひ
おススメしたい一品です。
強力粉 180g
ライ麦粉 20g
じゃがいも 20g(ゆでてつぶす)
ドライイースト 小さじ1
砂糖 大さじ1
水 130g
塩麹 小さじ1強(塩なら小さじ2/3)
無塩バター 10g
<作り方>
①じゃがいもは皮をむき、やわらかくゆでてフォークの背などで
つぶし、20g用意する。
★じゃがいもの量は増やしても30gまで。それ以上になると生地
がべたついてこねにくくなります。
②ボウルに粉1/2、ライ麦粉、①のマッシュしたじゃがいも、
砂糖、イーストを入れ、水を加えて木べらで混ぜる。
③残りの粉、塩麹、バターを入れてさらに混ぜ、台の上に取り出
してなめらかになるまでこねる。手にベタベタとくっつきやすい
生地なので、台の上に生地を(軽く)叩きつける動作を、いつも
より多めに繰り返す。(ここでは打ち粉はしない)
生地を台の上に軽く叩きつけ、そのまま手前から向こうへ返す。
手を離し、改めて横から生地を持ち、同じように台に叩きつける。
これを数回繰り返す。だんだん生地が手から離れるようになる。
④ 丸めてボウルに戻し、ラップをして温かい所で一次発酵させ
る。(10分)
⑤フィンガーテストをした後、手に打ち粉(強力粉)を付けて軽
く叩いて空気を抜く。打ち粉を振った台の上に取り出して丸めな
おす。キャンバス地、ぬれ布巾をかけてベンチタイム。(約10分)
⑥生地を軽く叩いて空気を抜く。丸めなおして表面にライ麦粉を
振り、天板にのせる。キャンバス地、ぬれ布巾をかけて温かいと
ころで2次発酵させる。(20分) オーブンを予熱する。
⑦クープを入れて焼成。 電気オーブン 190℃で25~30分
ガスオーブン 180℃で20~25分
★クープをいれるのはクープナイフ(上段)、もしくは薬局などで
販売している昔ながらのカミソリで。(中・下段)
生地に押し付けるのではなく、力を入れずスーッと切り込みを入
れるのがコツ。
ライ麦粉はその挽き方によって、細挽き、中挽き、粗挽きとあり
ますが、ここでは、ほぼ細挽きにあたる「石臼挽き粉」を使用し
ました。ライ麦のおいしさを最大限に感じることができる粉です。
お好みに合わせて粉を選んでいただいたらよいと思いますが、家
庭で手作りするなら、細挽き、石臼挽き、中挽き粉をおススメし
ます。
パンが焼きあがったら2~3cm厚さにスライスして、軽くトース
トして召し上がれ!"カリッ&モチモチ"のおいしさをより深く
感じる事ができます。
具だくさんのミネストローネ、クリームシチュー、ポトフ、ボル
シチなどと一緒に秋のディナーをお楽しみください。
ジャパンテーブルアーチストアカデミー卒 認定講師
テーブルアーチスト
フードコーディネーター
中出 真理子